デスクワークによる肩こり…放置すると別の不調を招くことも

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デスクワークが続くと、肩まわりに重だるさを感じたり、動かすと痛みを覚えたりすることはありませんか。パソコン作業や長時間の座り姿勢が多い方のなかには、肩こりが慢性的になっている方も少なくありません。

特に気になるのは、肩こりをそのままにしておくと、頭痛やめまい、集中力の低下といった別の不調へとつながる場合がある点です。ちょっとした違和感だと思っていても、体はしっかりと信号を出しています。

本記事では、デスクワークによる肩こりの原因や、肩こりが引き起こす可能性のある体調の変化、そして日常生活の中でできる対策までを、丁寧にご紹介していきます。

 

 

デスクワークによる肩こりの主な原因

デスクワーク中に肩こりを感じる方は少なくありませんが、その原因はひとつではありません。日々の作業環境や姿勢、さらには精神的な負荷も関係しています。この章では、デスクワークにともなう肩こりの原因を3つの視点から整理してみましょう。

長時間の同じ姿勢がもたらす負担

長時間にわたって同じ姿勢を続けることで、肩や首まわりの筋肉が緊張しやすくなります。特にパソコン作業では、首を前に出したり、肩をすくめるような姿勢になりがちです。これが続くと、筋肉の血流が悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなることで疲労物質がたまりやすくなります。その結果、肩に重だるさや痛みを感じるようになります。

モニターや机の高さが合わない場合

作業環境も肩こりの要因となります。たとえば、モニターの高さが目線よりも低い位置にあると、自然と猫背になり、首や肩に負担が集中します。逆にモニターが高すぎると、顎が上がって首まわりの筋肉が過度に緊張することになります。また、肘の位置が合っていないデスクや椅子も肩まわりに余計な力が入る原因となるため、机や椅子の高さを自分の体に合わせることが大切です。

緊張やストレスによる筋肉のこわばり

精神的なストレスも肩こりに影響します。ストレスを感じると無意識のうちに体に力が入り、特に肩まわりの筋肉がこわばる傾向があります。また、緊張状態が続くと自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張が解けにくくなることもあります。作業に集中しすぎて呼吸が浅くなることも、肩や首の筋肉に負担をかける一因です。

 

 

肩こりを放置するとどうなるか

肩こりがあっても、仕事や家事が忙しくてつい放置してしまうことはあるかもしれません。ただ、そのままにしておくと、単なる肩まわりの不快感だけにとどまらず、思わぬ体調不良を引き起こすことがあります。ここでは、肩こりを放置することによって現れる可能性のある症状について、具体的に見ていきます。

頭痛やめまいなどの症状につながることも

慢性的な肩こりは、筋肉の緊張によって血管や神経が圧迫されることで、頭痛やめまいを引き起こすことがあります。特に後頭部からこめかみにかけての重い痛みや、目の奥の違和感をともなうことも。こうした症状は、肩こりと直接関係がないように見えても、実は首や肩まわりの筋肉の状態が関係しているケースが少なくありません。

血流の悪化による慢性的な疲労感

肩の筋肉が硬くなると血流が悪くなり、老廃物が体内にたまりやすくなります。これにより、全身の代謝が低下し、常に体が重くだるいような感覚が続くことがあります。とくに朝起きたときから疲れを感じたり、休んでも回復しにくくなったりする場合は、肩こりが原因となっている可能性があります。

睡眠の質が低下する可能性もある

肩や首まわりの緊張が取れないまま夜を迎えると、リラックスしにくく、入眠に時間がかかることがあります。また、夜中に肩の違和感で目が覚めてしまう方もいます。こうした状態が続くと、深い眠りを得られず、翌日のパフォーマンスにも影響することになります。日中の眠気や集中力の低下につながる前に、身体のサインを見逃さないことが大切です。

 

 

日常でできる肩こり対策

デスクワークにともなう肩こりは、ちょっとした工夫や習慣の見直しで、負担を軽減できることがあります。特別な器具を使わなくても、日常生活の中で実践できる方法を取り入れることで、肩まわりの緊張をやわらげやすくなります。ここでは、自宅や職場でもすぐに試せる肩こり対策をご紹介します。

正しい姿勢を意識することの大切さ

肩こりの大きな原因のひとつが、姿勢の崩れです。特にデスクワークでは、頭が前に出たり、背中が丸まる「猫背」の姿勢になりがちです。この姿勢は首や肩への負担が大きく、筋肉が常に緊張した状態になります。背筋を伸ばして椅子に深く腰かけ、顎を軽く引いた状態を保つよう意識するだけでも、肩への負荷が軽減されます。

簡単なストレッチや肩回し運動

こまめに肩まわりを動かすことも効果的です。たとえば、1時間に一度は席を立って肩を大きく回す、首をゆっくり回す、腕を上下に伸ばすといった簡単な動きでも、筋肉の緊張をやわらげ、血行を促進できます。動かすときは無理に力を入れず、呼吸を止めないようにすることがポイントです。短時間でも継続することが肩こり対策につながります。

作業環境の見直しも有効

机や椅子、モニターの配置を自分の体に合った高さに調整することも重要です。モニターの上端が目の高さと同じ程度になるよう設置し、肘が90度になる高さの椅子を選ぶことで、自然な姿勢が保ちやすくなります。また、クッションやフットレストを利用して骨盤が安定するように工夫することも、肩こり予防につながります。

 

 

肩こりと全身の不調との関係

肩こりは、肩まわりの筋肉だけにとどまらず、全身のバランスや体調にまで影響を及ぼすことがあります。一見すると関係がなさそうに見える不調でも、実は肩まわりの状態が影響しているケースも少なくありません。この章では、肩こりと体全体の関係について見ていきます。

肩まわりの筋肉が全身に与える影響

肩には、首・背中・腕などとつながる多くの筋肉が集まっています。これらの筋肉が硬くなると、血流やリンパの流れが滞り、酸素や栄養が行き届きにくくなります。その結果、腕のだるさや手先の冷え、重さといった症状につながることがあります。肩まわりの筋肉の状態が悪くなることで、間接的に他の部位の不調にもつながるのです。

骨盤や背骨のバランスにも関係

肩こりが続くと、無意識のうちに身体のバランスを取ろうとして、姿勢が崩れていくことがあります。たとえば、片側の肩ばかりに負担がかかっていると、背骨や骨盤にねじれが生じやすくなります。骨盤の傾きは腰痛の原因になりやすく、また、体の左右差が広がることで足の疲れやすさにもつながるため、肩こりを起点に体全体のバランスが崩れることもあります。

自律神経の乱れとの関連

肩こりと自律神経のバランスは、深い関係があります。肩まわりの筋肉が緊張した状態が続くと、交感神経が優位になりやすくなります。その結果、リラックスしにくくなったり、呼吸が浅くなったりすることもあります。自律神経が乱れることで、胃腸の不調や寝つきの悪さ、気分の落ち込みといった症状につながることもあるため、肩の状態を軽視せずに整えていくことが大切です。

 

 

スポーツや部活動で起こる肩の不調

肩こりといえばデスクワークのイメージが強いですが、実際にはスポーツや部活動での動きによっても肩の不調は起こりやすくなります。特に成長期の学生や繰り返し動作を行う競技では、肩の筋肉や関節に負担がかかりやすい傾向があります。ここでは、運動中や運動後に肩に違和感を覚える原因や、その特徴を整理していきます。

投球動作による肩の負担

野球やソフトボールのように、投げる動作を繰り返すスポーツでは、肩関節の使いすぎによって痛みが出ることがあります。特にボールを投げる際の肩の動きには大きな負荷がかかり、筋肉や腱、靱帯に過剰なストレスがかかることがあります。フォームの乱れや柔軟性の不足が原因であることもあり、無理を重ねるとパフォーマンスの低下や長期の不調にもつながる可能性があります。

ラケット競技に多い肩の外傷

テニスやバドミントンなどのラケット競技でも、肩を使った繰り返しの動きが特徴的です。とくにスマッシュやサーブなど、力を入れて振り抜く動作では、肩に急激な負荷がかかります。打ち方に偏りがあると一部の筋肉ばかりが使われ、アンバランスな使い方によって筋疲労や炎症を起こすことがあります。肩に違和感を覚えた際は、早めに負担を減らすことが重要です。

学生アスリートが訴える違和感の傾向

中高生の部活動では、練習量が多くなる一方で、体のケアが後回しになってしまうケースも見られます。筋力や柔軟性がまだ十分でない時期に、無理な動きを繰り返すと、肩だけでなく肘や背中にも負担がかかります。また、自覚症状があっても我慢してしまう傾向があるため、違和感を軽く見ずに、早い段階で体の状態を確認することが大切です。

 

 

整骨院 專で対応している肩の不調

肩の違和感や痛みは、原因や状況によって対処の仕方が変わるため、一人ひとりの状態に応じた対応が求められます。整骨院 專では、スポーツでの外傷から日常的な肩こりまで、肩に関するさまざまな不調に対して細やかに対応しています。地域に根ざした整骨院として、患者様の身体の使い方に着目し、身体全体の状態から原因を読み取るよう努めています。

スポーツ外傷に対応した身体の使い方の確認

学生の部活動やスポーツによる肩の痛みは、動作の癖や身体の使い方が影響していることが多くあります。整骨院 專では、痛みが出る動作を丁寧にヒアリングしたうえで、身体の使い方を観察しながら不調の原因を探っていきます。たとえば、投球時の肩の回旋動作やラケットの振り方など、動作の中で負担がかかっているポイントを見極めることで、的確な対応を行っています。

姿勢や動きに着目した施術方針

慢性的な肩こりや違和感の場合でも、整骨院 專では解剖学的な視点から身体全体のバランスを確認します。たとえば、肩まわりの症状が実は骨盤の傾きや足の使い方と関係しているケースもあるため、肩だけにとどまらず全身を通して原因を見つけていきます。表面的な症状ではなく、身体の仕組みに沿って丁寧に考えることで、再発しにくい身体づくりにつなげています。

地域に根ざしたサポート体制

整骨院 專は群馬県太田市にある整骨院として、学生から社会人まで幅広い年代の方の相談に対応しています。肩こりや肩の痛みについては、日常の生活スタイルや仕事、スポーツ活動などの背景によって要因が異なるため、一人ひとりの話を丁寧にうかがいながら施術の方針を決めています。地域の方にとって相談しやすい環境づくりを大切にしており、早い段階で身体の変化に気づいていただけるよう心がけています。

 

 

まとめ

デスクワークによる肩こりは、日々の姿勢や環境によって少しずつ積み重なっていくため、気づかないうちに全身の不調につながることがあります。特に、肩の違和感をそのままにしておくと、頭痛や睡眠の質の低下、全身のだるさなど、生活の質に影響を及ぼすこともあります。

一方で、肩こりは日常生活の中でできる小さな対策を積み重ねることで、負担を軽減していくことが可能です。姿勢の見直しやストレッチ、作業環境の調整など、無理のない範囲で取り組むことが、長く快適に過ごすための第一歩になります。

また、スポーツや部活動による肩の不調は、使い方や動きの偏りに起因することが多く、早めの確認が重要です。整骨院 專では、学生アスリートの外傷から、日常の肩こりまで、身体の動きを丁寧に見ながら対応しています。解剖学の視点から原因を探ることで、より早く違和感に気づきやすくなるよう心がけています。

肩まわりの小さな不調が気になったときは、一人で抱えず、体の状態を見直すきっかけとしてご相談ください。

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当院のご紹介 About us

院名:整骨院 專
住所〒373-0036 群馬県太田市由良町59-3
最寄:東武伊勢崎線 細谷駅 徒歩10分
駐車場:あり(15台)
                                 
受付時間
9:00〜
12:30
9:00~13:00 -
15:00〜
19:30
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定休日:土曜午後、日曜、祝日

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