スマホによる肩こりの本当の原因は首じゃない?解剖学でわかる身体の仕組み
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スマホを操作していると、いつの間にか肩がガチガチに。首筋から背中にかけて、ずっしりと重たい感覚がありませんか。マッサージをしても、その場では楽になるけれど、またすぐに元通り。そんな繰り返すつらい肩こりに、ため息をついている方もいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、その肩こりの原因は、あなたが思っている場所とは少し違うところにあるのかもしれません。この記事では、スマホによる肩こりがなぜ起こるのか、身体の仕組みという視点から少しだけ深く掘り下げてみたいと思います。あなたの身体で何が起きているのかを知ることで、日々の生活でできることのヒントが見つかるかもしれません。
スマホが手放せない現代人の悩み、つらい肩こり
私たちの生活に欠かせないスマートフォン。情報を集めたり、誰かと連絡を取ったり、仕事から息抜きまで、一日の中でスマホに触れない時間はないという方も少なくないでしょう。とても便利な一方で、私たちの身体には少しずつ負担がかかっているのかもしれません。特に多くの人が感じているのが、肩こりです。
いつものことと諦めていませんか?
気がつけば首から肩にかけてパンパンに張っている。重だるくて、時には痛みも感じる。そんな状態が当たり前になってしまい、いつものことだからと諦めてしまってはいないでしょうか。少し肩を回してみたり、自分で揉んでみたりして、一時的にしのいでいるかもしれません。
しかし、その不調は身体からの大切なサインです。慢性化しているということは、身体のどこかに負担がかかり続けている証拠でもあります。ただの疲れと片付けずに、なぜこのような状態が続くのか、一度立ち止まって考えてみることも大切です。
肩だけでなく頭や目にも影響が…
つらい肩こりは、実は肩だけの問題で終わらないこともあります。肩周りの筋肉が硬く緊張することで、頭部への血の巡りが滞り、ズキズキとした頭の痛みを引き起こすことがあります。また、目の奥が重く感じたり、しょぼしょぼしたりする目の疲れも、肩こりと深く関係している場合があります。
ひどくなると、めまいや吐き気を感じる方もいらっしゃいます。これらの不調は、一見すると肩こりとは別の問題のように思えるかもしれません。しかし、身体はすべてつながっています。肩からのサインが、全身のさまざまな不調となって現れることもあるのです。
スマホによる肩こり、本当の原因は首だけ?
スマホによる肩こりというと、多くの人がうつむく姿勢による首への負担を思い浮かべるかもしれません。もちろん、それは大きな原因の一つです。しかし、実はそれだけではないのです。私たちが無意識に行っているスマホの操作には、肩こりを引き起こすいくつかの隠れた要因が潜んでいます。
うつむき姿勢が招くストレートネック
まず、よく知られているのが首への負担です。人の頭の重さは、体重にもよりますが約5キロから6キロほどあるといわれています。これはボーリングの玉くらいの重さです。まっすぐ前を向いているとき、首の骨、いわゆる頸椎はきれいなカーブを描いて、この重い頭をうまく支えています。
ところが、スマホを見るために首を前に傾けると、その角度に応じて首にかかる負担はどんどん増えていきます。わずか15度傾けるだけで負担は約2倍に、60度も傾けると約5倍以上、つまり27キロもの負荷がかかるともいわれています。この状態が長く続くと、本来あるべき頸椎のカーブが失われ、まっすぐになってしまうことがあります。これがストレートネックと呼ばれる状態です。首周りの筋肉は常に重い頭を支えようと緊張し続け、つらい肩こりの大きな原因となります。
実は関係している腕のねじれと巻き肩
あまり意識されていないかもしれませんが、スマホを持つ腕の形も肩こりに大きく影響します。スマホを操作するとき、手のひらを上に向け、肘を少し曲げ、脇を締めるような姿勢になりがちです。このとき、腕は内側にねじれた状態になっています。
この腕のねじれが、肩を内側、つまり前方へと引っ張ってしまいます。その結果、肩が丸まった巻き肩という状態になりやすくなるのです。巻き肩になると、肩甲骨が外側に開いたまま固まってしまい、背中側の筋肉は常に引き伸ばされて緊張します。逆に胸側の筋肉は縮こまって硬くなります。この前後の筋肉のアンバランスが、肩甲骨周りの血行を悪くし、頑固な肩こりを生み出すのです。
画面を見つめる目の疲れからの影響
小さな画面を集中して見続けることも、肩こりの一因です。画面の文字や映像にピントを合わせるため、目の周りの筋肉は常に働き続けています。この緊張が続くと、目の疲れ、いわゆる眼精疲労につながります。
そして、目の周りの筋肉の緊張は、神経を通じて首や肩の筋肉にも伝わります。目が疲れると、自然と首や肩にも力が入ってしまう経験はありませんか。また、目の疲れは自律神経のバランスにも影響を与え、全身の緊張を高めてしまうこともあります。スマホを見ているだけで、目から全身へと緊張が広がっていくのです。
解剖学で納得!身体のつながりで見る肩こりの仕組み
私たちの身体は、一つひとつのパーツが独立して動いているわけではありません。筋肉や骨、筋膜といった組織によって、全身が密接につながり、連動して機能しています。そのため、肩こりという一つの症状も、肩だけを見ていては本当の原因にたどり着けないことがあります。解剖学的な身体のつながりを知ることで、なぜスマホの使いすぎが肩こりを引き起こすのか、より深く理解できるはずです。
肩こりの鍵をにぎる肩甲骨の動き
肩こりを考える上で非常に重要なのが、肩甲骨です。肩甲骨は背中の上部に左右一対ある三角形の骨で、腕を動かすための土台となる部分です。実はこの肩甲骨、肋骨の上を滑るように動く、非常に可動性の高い骨なのです。腕を上げたり、回したりする動作は、この肩甲骨がスムーズに動くことで成り立っています。
しかし、スマホ操作のように長時間同じ姿勢で腕を固定していると、肩甲骨を動かす機会が減ってしまいます。すると、肩甲骨周りにあるたくさんの筋肉が硬くなり、動きが悪くなってしまうのです。動きが制限された肩甲骨の周りでは血行が悪化し、疲労物質が溜まりやすくなります。これが、背中まで広がるような重たい肩こりの正体の一つです。
指や手首の使いすぎが肩に与える負担
意外に思われるかもしれませんが、スマホを操作する指や手首の動きも、肩こりと無関係ではありません。指や手首を動かすための筋肉の多くは、肘を通り越して腕にまで伸びています。試しに片方の手で、もう片方の腕の前側を掴みながら、指を握ったり開いたりしてみてください。腕の筋肉が動くのがわかるはずです。
スマホのフリック入力やスクロールで指を酷使すると、この腕の筋肉が疲労し、硬く緊張します。そして、筋肉は筋膜という薄い膜で全身つながっていますから、その緊張は腕を伝って肩にまで到達します。指先の小さな動きの積み重ねが、気づかないうちに肩への大きな負担となっているのです。
身体を支える背中や腰のバランス
身体の土台となる骨盤や背骨のバランスも、肩こりに大きく影響します。椅子に浅く腰かけて背中を丸め、猫背の姿勢でスマホを操作していると、骨盤は後ろに傾きます。すると、バランスを取るために背骨のカーブが強くなり、その上にある頭は自然と前に突き出る形になります。
この姿勢は、先ほどお話ししたストレートネックを助長するだけでなく、背中や腰の筋肉にも余計な負担をかけます。土台である腰回りが不安定になることで、上半身全体が崩れ、そのしわ寄せが最も負担のかかりやすい首や肩に集中してしまうのです。肩こりの原因が、実は座り方や骨盤の傾きにあるということも少なくありません。
今日からできる!スマホ肩こりのための簡単セルフケア
つらい肩こりの原因が、身体のさまざまな部分のつながりにあることがわかってきました。とはいえ、すぐにスマホを使わない生活をするのは難しいでしょう。そこで大切なのが、日々の生活の中で少しだけ身体をいたわる工夫を取り入れることです。ここでは、今日からすぐに始められる簡単なセルフケアをいくつかご紹介します。
休憩中にできる簡単なストレッチ
長時間同じ姿勢でいることが、筋肉を硬くする大きな原因です。仕事や勉強の合間に、意識的に身体を動かす時間を作りましょう。
例えば、椅子に座ったままでできる簡単な動きがあります。両手を背中の後ろで組み、胸をぐーっと開くように斜め上に伸ばしてみましょう。巻き肩で縮こまりがちな胸の筋肉が心地よく伸びるのを感じられるはずです。また、両肩を耳に近づけるようにすくめ、ストンと力を抜く動きを繰り返すのもよいでしょう。肩甲骨を意識して、大きくゆっくりと回すのもおすすめです。痛みを感じない、気持ちいい範囲で行うことが大切です。
スマホを持つ高さや姿勢の工夫
少しの工夫で、スマホ操作中の身体への負担を減らすことができます。一番簡単なのは、スマホを持つ高さを変えることです。できるだけ目線の高さに近づけることで、首が深くうつむくのを防げます。机がある場所では、肘を机についてスマホを支えると、腕や肩にかかる負担を軽減できます。
また、長時間同じ姿勢でいないことも重要です。時々、座り直したり、立ち上がって少し歩いたりするだけでも、筋肉の緊張が和らぎます。スマホを見る姿勢は一つではないので、自分にとって楽な体勢を探してみるのもよいかもしれません。
身体を温めて巡りを意識
筋肉の緊張を和らげ、血行を促進するには、身体を温めることが効果的です。一日の終わりには、シャワーだけで済ませずに、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かる時間を作ってみてはいかがでしょうか。全身がリラックスし、心も身体もほぐれていきます。
また、首や肩周りが特に冷えていると感じるときは、蒸しタオルや温熱シートなどで直接温めるのも一つの方法です。温かい飲み物を飲んで、身体の内側から温めるのもよいでしょう。血の巡りが良くなることで、溜まった疲労物質が流れやすくなり、こりの緩和につながります。
その肩こり、放置するとどうなるの?
いつものことだからと、つい我慢してしまいがちな肩こり。しかし、その不調を放置していると、ただ肩が重い、痛いというだけでは済まない、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。身体からのサインを見逃さず、早めに対処することが大切です。
頭の痛みや吐き気につながることも
肩や首周りの筋肉が常に緊張していると、その周辺の血管が圧迫され、頭部への血流が悪くなります。これが、頭全体が締め付けられるような痛みを引き起こす緊張型頭痛の主な原因の一つです。最初は軽い痛みでも、慢性化すると毎日のように頭の痛みに悩まされることにもなりかねません。
さらに症状が進行すると、首の骨の近くを通る自律神経の働きにも影響が及び、めまいやふらつき、吐き気といった症状が現れることもあります。たかが肩こりと軽く考えていると、日常生活に支障をきたすほどのつらい不調につながる可能性があるのです。
呼吸が浅くなる身体のサイン
スマホ操作でなりやすい巻き肩や猫背の姿勢は、胸郭、つまり肋骨で囲まれた胸の部分の動きを制限してしまいます。胸郭が十分に広がらないと、肺が大きく膨らむことができず、一度に取り込める酸素の量が減ってしまいます。その結果、無意識のうちに呼吸が浅くなってしまうのです。
呼吸が浅い状態が続くと、身体は酸素不足になり、疲れやすくなったり、だるさを感じたりします。また、深い呼吸は心身をリラックスさせる役割も担っているため、呼吸が浅いと常に身体が緊張状態になり、なかなかリラックスできないという悪循環に陥ることもあります。
集中できない、気持ちが晴れない原因に
身体のどこかに常に痛みや不快感があると、それに意識が向いてしまい、仕事や勉強に集中できなくなります。また、慢性的な痛みは精神的なストレスにもなり、気分が落ち込んだり、イライラしやすくなったりと、心の健康にも影響を及ぼすことがあります。
なんとなくやる気が出ない、すっきりとしない、といった気分の不調が、実は身体の痛みから来ているのかもしれません。身体と心は密接につながっています。肩こりを解消することが、日々の生活をより明るく、前向きに過ごすための第一歩になることもあるのです。
太田市の整骨院 專が考える身体のつながりと痛み
これまでお話ししてきたように、スマホによる肩こりの背景には、首だけでなく腕や肩甲骨、さらには全身のバランスの乱れといった、さまざまな要因が隠されています。整骨院 專では、痛みが出ている場所だけを見るのではなく、身体全体のつながりを重視して、不調の根本的な原因を探っていきます。
痛みの背景にある身体の問題とは
痛みやしびれといった症状は、あくまで結果として現れたものです。なぜそこに痛みが出るのか、その背景には必ず身体のどこかに原因となる問題が存在します。例えば、肩が痛いからといって、原因が必ずしも肩にあるとは限りません。手首の使いすぎかもしれませんし、骨盤のゆがみが原因かもしれません。私たちは、その痛みがどこから来ているのかを丁寧に見極めることが何よりも大切だと考えています。
解剖学に基づいた一人ひとりに合わせた施術
私たちの身体の仕組みは、解剖学という学問によって解き明かされています。どの筋肉がどの骨についていて、どのように動くのか。その基本的な構造を深く理解しているからこそ、痛みの本当の原因を導き出すことができるのです。整骨院 專では、この解剖学的な知識に基づいて、一人ひとりのお身体の状態を丁寧に確認します。どのような動きで痛みが出るのか、どの筋肉が硬くなっているのかをしっかりと見させていただき、その方に合った適切な施術を選択することで、つらい症状からの早期の解放を目指します。
スポーツでのケガから日常の不調まで
私たちは、部活動を頑張る学生さんの捻挫や肉離れ、骨折といったスポーツでの急なケガから、デスクワークによる慢性的な肩こりや腰痛、交通事故によるむち打ちまで、幅広いお悩みに対応しています。身体の痛みや不調は、年齢や生活スタイルによってさまざまです。どのようなお悩みであっても、まずはじっくりとお話をお聞かせください。一日でも早く、健やかな毎日を取り戻すためのお手伝いができればと考えています。
まとめ
今回は、スマホによる肩こりの原因について、身体のつながりという視点からお話ししました。うつむき姿勢による首への負担はもちろん、腕のねじれや目の疲れ、肩甲骨の動きの悪さ、そして全身のバランスの崩れなど、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることをご理解いただけたのではないでしょうか。
ご紹介したストレッチや姿勢の工夫など、日々のセルフケアはとても大切です。しかし、セルフケアだけではなかなか楽にならないつらい痛みや、長引く不調にお悩みの場合もあるかと思います。そんなときは、一人で抱え込まずに専門家に相談してみるのも一つの方法です。ご自身の身体で何が起きているのかを正しく知ることが、健やかな毎日への第一歩になるかもしれません。
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